杉浦 麻衣子 「距離」

杉浦 麻衣子 「距離」

風と砂

重く雲がたれこめる空の下、
延々と続く広漠な砂丘に、
たった一人私は立っていたのです。

風が描きだす砂模様と
砂の質感に心を奪われて、

時間の感覚も距離の概念までも
どこか遠くに置いてきて仕舞ったような、

日常の物差しとは異なる空間を
ぽつんと頼りなさげに漂っているかのような、

そんな心持ちがしたのです。

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